野球において、ウエイトトレーニングは必要なのでしょうか。
プロレスラーや格闘家のようにものすごい筋肉が必要というわけではありませんが、ある程度の筋肉量は必要になります。
野球における必要なウエイトトレーニングメニューについて解説いたします。
野球に必要なウエイトトレーニングとは
野球では、打者であればボールを遠くに飛ばす、投手であれば速いボールを投げる、それを目標にするという場合が多いでしょう。
だからといって、プロレスラーや格闘家のようにものすごい筋肉が必要というわけではありません。無駄な筋肉は、逆にパフォーマンスを落としかねません。
ただし、ホームランを打ったり速いボールを投げるためには、ある程度の筋肉量は必要です。
打者であれば、バットのスイングスピードを上げるなどの目的意識を持ってトレーニングを行うことが大切です。
下半身のウエイトトレーニング
打者でも投手でも、基本は下半身の強化が非常に重要です。
下半身のウエイトトレーニングには、どのようなメニューがあるのでしょうか。
まず、自宅でも簡単に始めることができ効果が期待できるのが「スクワット」です。大腿四頭筋、ハムストリングスなどを鍛えることができます。
スクワットをすることによって、下半身を強化することができ、姿勢を安定させたり、瞬発力などを高めることができると言われています。
普通のスクワット
スクワットにも色々な種類があります。
まずは、バーベルなどを担がないで普通にスクワットをすることから始めましょう。スクワットのやり方はこちらの動画を参考にしてみましょう。
ある程度、普通のスクワットに慣れてきたら、徐々に負荷をかけていくようにするとよいでしょう。
フロントスクワット
普通のスクワットに慣れてきたら、バーベルを担いでのフロントスクワットがおすすめです。
バーベルを担ぐことにより、普通のスクワットよりもより負荷をかけることができます。下半身を安定させるために非常に有効なトレーニングメニューです。
フロントスクワットのやり方については、こちらの動画がわかりやすいです。バーベルの重さは自分の筋肉に合わせたものを選びましょう。
体幹トレーニングを始めよう
下半身のウエイトトレーニングを行っただけでは、野球のウエイトトレーニングメニューとしては不十分です。体幹のトレーニングを行うことも大切です。
体幹とは、簡単に言えば体の胴体部分のことを指します。体幹を鍛えることにより怪我の防止につながったり、筋肉が生み出した力が全身に伝わりやすくなると言われています。
送球や投球が安定する、重心移動がスムーズになる、体の軸がブレにくいなど、さまざまな効果を期待することができます。
フロントブリッジ
体幹を鍛えるトレーニングメニューにもさまざまな種類がありますが、一番よく知られているのがフロントブリッジです。フロントブリッジのやり方は以下のとおりです。
- 脚を肩幅程度にして肘をつく。
- 腰を上げて水平にした状態でキープする。
最初のうちは、レベルに合わせて5~20秒を3セットほど行います。秒数やセット数はそれぞれの体に合わせて調節します。
実際のトレーニングのやり方は、以下の動画を参考にしてみましょう。
フロントブリッジでは、腹斜筋、腹直筋、脊柱起立筋群、大殿筋などを鍛えることが可能です。
体幹トレーニングを初めて行う